たべ歯科クリニック・院長コラム１８

院長コラム 　第18回　匠の技

院長コラム第１８回です。

先日とある肉屋かレストランかの宣伝をバスの中で見ましたがそこには

（匠が焼き上げる美味しい肉で素敵なひと時を）とかなんとか書いてありました。

これを読んだ時に吹き出してしまいました。

最近ではビフォーアフターとかで

やたらと匠という言葉が使われるようになりましたが

自分で自分の事を匠というのはいかがなものかト。

ひょっとしたらシェフの名前が匠（たくみ）というのではとまで考えてしまいました。

最近歯科関係の宣伝で思う事は

前にも書いた記憶がありますが

親切丁寧な歯科医院というキャッチフレーズですね

これは人が評価する事であって

自分で言うのは文法的には間違ってはいないかもしれませんが

ちょっと違和感を感じます

（私は紳士だから）

とか

（私は親切です）

なんて普通言いませんよね？

（あの人こそ本当の紳士だ）とか

（あの人は心底親切だなあ）という

評価というか形容というか

そんな風に使うのが自然ではないでしょうか？

この辺りは私の感覚が古いのかもしれませんが

日本人としてのワビサビというか

奥ゆかしさというか

遠慮というか

そんな感覚がないと恥ずかしいという感性があるのかもしれません。

なので今後

たべ歯科は

親切丁寧な歯医者です！

とか

匠の技で診療します

とか私が書き出したら

考え方が変わったと判断してくださいね。