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院長コラム 第5回 突然の居候
震災の記録が長くなったので後編を書こうかと思いましたが
書いてみますと大して意義のある話ではないし、
ダラダラと書いていて飽きてしまったので別のお話にします。
コラムの1回目で難聴になったお話を書きましたが
今回は耳でなく目のお話です。
院長の疾病シリーズ第2弾のお題は飛蚊症のお話です。
(お前は歯の話はできないのか!と突っ込まない様にしてください)
今から5年くらい前に友人と新宿でしゃぶしゃぶを食べておりました。
寒い日だったのですがお酒も入り
体も温まりご機嫌で鍋をつついておりました。
ゴマだれも結構。ポン酢も食が進みます。
野菜も種類が揃っているたべ放題のお店なのでのんびりと馬鹿っ話をしながら
しゃぶ堪しておりました。
そと、その時です、奴が現れたのは。。。
はじめはしゃぶしゃぶの肉の脂が目に入ったのかと思いました。
右目の中に水に浮かんだ油の模様の様な物がモヤモヤいごいてるではありませんか。
コンタクトレンズにしゃぶしゃぶの油が飛んだんだな。。瞬時にそう思いました。
うっとしい感じですがお酒も入っていましたしなによりもまだお肉を喰らわねばなりません。
ところが家に帰ってアイボンで目を洗っても全く取れない。
全く視界に居座ったままなのです。
なんと鬱陶しい。
なんと邪魔。
なんと邪悪。
という訳で大の医者嫌いの私ですが心配なので地元の眼科を受診しました。
先生はフムフムと私の訴えを聞きますと、
(ハイ、じゃ見てみるからまずこの目薬を差しましょう)
といってなにやら薬を右目に垂らされました。
(20分位すると瞳孔が開いてえらく眩しくなりますからねー。)
といって待合室のソファで待たされました。
ぼんやりと雑誌なんぞ眺めているとなんだか辺りが一面明るくなってきました。
嗚呼、なんという輝き。
なんという眩しさ。
もう全く雑誌なんか読めません。
診療室に呼び戻されて目の中を覗かれ
(アー、わかりました。)と先生。
(飛蚊症です。)
ヒブンショウ?
(まあ加齢ですね。)
Wikiの丸写しによると。。
目の内部を満たす硝子体が混濁することによっておこる。混濁の原因には、
生理的飛蚊症(病的ではないもので生来のもののことが多い)
後部硝子体剥離(病的ではないもので加齢・強度近視・打撲などによるもの)
その他(網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などの病的なもの)
とのこと。(詳しく知りたい方は御自身でググって下さい)
フムフムと聞いていた私は
私(アノー、では効く薬とかあるんでしょうか?)
先生(ありません)
私(では手術とかは?)
先生(出来ません)
私(ではどーすれば?)
先生(何もしません。一生このままです)
嗚呼、なんということでしょう。
しゃぶしゃぶ食べていたら突然私の目の中に現れたこの飛蚊症。
まるでカオルさんの家にある日突然居候を始めたリラックマの様な奴です。
飛蚊症というからには蚊が飛んでいる様に見える感じですが、わたしの場合は黒い糸くずみたいなものがモヤモヤ見えます。
これが一生治らない!?
完全に落ち込みました。
ところが慣れというのは恐ろしい。
今ではほとんど気になりません。
診療にも全く支障はないです。
生活にも支障無し。
でもいつでも目の前に奴はいるのでうっとしいといえばうっとおしい。
私が心配したのは夏に蚊が飛んで来たら気がつかないのではないか?
これは全く杞憂でした。
飛蚊症と蚊は全然別物です。
今この文章を打ち込んでいて意識すると奴は目の前にいます。
つまり私がこの世で最後に見る物はたぶん奴という事になります。
長い付き合いになるこもしれないので上手に付き合いたいと思います。
ちなみにその数年後に左目にも出ましたので今は奴は2匹目です。
まるでカオルさんの家に急に居候を始めたコリラックマの様に。。。
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