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院長コラム 第6回 インプラントについて
院長コラム第6回です。
たまには歯医者さんらしいお話をしたいと思います。
最近というか近年当たり前の様に周知されていますインプラントについて。
当院ではインプラントは施術していません。
ご希望の方には信頼出来る医療機関や大学病院をご紹介しています。
では私はインプラントに否定的なのか?と質問を受けますが
決してそんなことはありません。
症例を選べば素晴らしい技術だと思います。
例えば若い方が転んで歯を1本折ってしまった。
保険ではブリッジという方法で両脇の歯を2本削って歯を3本入れ方法があります。
しかし両脇の歯を削りたくない。
金銭的と時間に余裕がある。
こんな場合はまさにインプラント向きです。
丁度私の年齢はインプラントの臨床での黎明期の世代なので
施術するドクターとしないドクターに分かれる年代です。
私もインプラントの講習会は何度も受講しましたが
そこで講師の先生のお言葉が胸に残ってます
それは
(もしうまくいかなかった場合は患者さんにもう一度やり直させて下さいという勇気がなければ
手を染めないで下さい)と。
つまりすべてが巧くいく症例とは限らない、
部位や患者さんの年齢、お口の状態、全身疾患との関わり。
ほとんどが巧く行ったとしてもそうでない症例の場合は
ちゃんとやり直す勇気が必要だと。
これは大変な事です。
保険診療を軽んじるわけではないですが
保険診療で巧くいかない場合もあります。
私はその場合は患者さんに説明をしてやり直しますがそれでも患者さんの時間と費用の負担に心が
痛みます。
高額費用に長期の治療の末にやり直す場合はさらに患者さんの理解と信頼が必要です。
この信頼を得るのがイヤだからやらない訳ではありません。
というよりこのやり直しがない様な医療機関を選択し依頼をしたほうがよいと解釈したのです。
もちろん厳しい時代ですから自費診療は魅力的ですが。
ではどのような医療機関が信頼できるのか。
それは無理な症例や要望に対して
(おやめなさい)と言える勇気のある医療機関と考えてます。
この短い文章では表現の乏しさから誤解を招きかねないので
このコラムの内容はこの辺りにしておきますが
読者の皆様がインプラントをご検討の場合
期間 費用も当然ですが
それ以前に適応症例なのか?
何故その部分の歯を失ってしまったのか?磨き方が悪かったのではないか?
以前と同じ感覚の清掃方法では同じ様にインプラントがダメになるだと理解しているか?
もしもその他の部分が欠損した場合またインプラントを打ち続けるのか?
年齢的に部分入れ歯とつきあい始めるべきではないか?
そんな事を担当医と話し合ってみるのをお勧めします。
もしも問題なくインプラントが装着され、歯を失う前とほとんど変わらない食生活がおくれる様に
なったらこんな素晴らしい事はありません。
以上短い文章ですが現在の私の思ったとこを記してみました。
違う意見の歯医者さんも多数いらっしゃると思いますのであくまでご参考までに。
また実際に施術されたお知り合いの話なども参考にされるのをおすすめします。
付)最初に記しました様に症例を選び、患者さんの心理的、経済的に余裕があるならばインプラントはすばらしい治療だと思っております。
将来的にインプラントの施術において経験・診断において信頼出来る先生にたべ歯科に来てもらい、診断・施術をたべ歯科で行うという方針を取る事も検討しております。
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